お知らせ
日本最北の離島(利尻島・礼文島)における広報活動(2)
平成29年7月 北海道公証人会
札幌大通公証役場 公証人 瀬川卓男
(日公連広報委員)
1 利尻島・礼文島における広報活動の経緯等
北海道公証人会においては、今(平成29)年度、日本公証人連合会・旭川公証人会との共催による広報活動として、日本最北の離島である利尻島・礼文島において公証相談会を行っており、7月25日(火)、26日(水)に第2回の公証相談会を実施した。
2 礼文島における広報活動(第2回)(7月25日)
前回(6月6日)同様、礼文町役場の協力を得て、町役場第1会議室を借用して、午前9時~午後3時までの間、無料相談会を行った。しかし、相談者はなかった。
なお、町役場には事前に問い合わせの電話が1件あったとのことであるが、相談内容等は不明である。
礼文町役場と案内板
3 利尻島における広報活動(第2回)(7月26日)
前回(6月7日)同様、利尻富士町役場の協力を得て、町役場庁議室を借用して、午前9時~午後1時30分までの間、無料相談会を行った。
利尻富士町においては、前回相談会実施前に全戸にチラシが配布されていたほか、前日及び当日、町の防災無線放送を通じて、町民向けに巡回登記所・公証相談会開催の告知が行われていた。
利尻富士町役場
1件の相談(遺言公正証書に関するもの)があった。
なお、相談者は、親族方で事前配布されたチラシを見て来所したとのことであった。
町役場には、持参した日本公証人連合会作成のパンフレット4種(公正証書遺言のしおり、安全確実な公正証書公証手続きのしおり、遺言のすすめ、任意後見のすすめ)を、来庁者が自由に持ち帰ることができる場所に備え置くよう依頼した。
4 今後の課題
北海道公証人会では、第1回無料相談会の後、相続関係及び後見関係について、礼文・利尻富士両町役場あてに広報用原稿を送付して、町広報紙に掲載を依頼していたが、両町とも未だ掲載を検討中とのことであり、今回の相談会までに掲載は間に合わなかった。
前回・今回の相談会は、夏の観光シーズン最盛期で、島民にとって繁忙期であることからも、相談会の利用者が来にくかったのではないかと推測される(同時に開催された法務局の巡回登記所においても、この時期には利用者はほとんどないとのことであった。)。